山崎 THE YAMAZAKI SINGLE MALT WHISKY

新しい「山崎」への想い

  • 才能は年齢だけでは計れない

    18、19の年齢で、世界で活躍しているサッカー選手。Jリーグにも、ヨーロッパのリーグにもいますよね。彼らを見ていると、“人間は年齢じゃない”と思います。そもそも才能というものは、年齢という物差しだけでは計れない。そんな想いをあらたにします。

    経験を積んだり、年をとったり、そういった年月を経なくとも、大きく華開く若き才能。そのような“稀に見る才能”は、実は、ウイスキーの世界にもあります。

    私たちサントリーのブレンダーは、日々、貯蔵庫の樽からサンプリングしたモルト原酒をテイスティングして、品質のチェックを行っています。その数、ひと月に、およそ2000樽ほど。そして、時々出逢うのです。 “目を見張るような若き才能”に。

    彼らは、樽で熟成をはじめて10年にも満たない酒齢です。けれど、12年ものやそれ以上の熟成を経たモルト原酒にも引けを取らない“かけがえのない個性”を身につけています。

    そのような“若きモルト”に出逢うたび、私たちは願いを強めてきました。 「彼らの才能を存分に生かした“ウイスキー”をつくりたい」と。

  • 稀にみる若き才能

    「山崎」のキーモルトとして用いた“若きモルト原酒”は「ワイン樽仕上げ原酒」です。

    この原酒は、ワイン樽で後熟させた山崎モルトですが、これに用いるワイン樽には特別な手間と時間を注いでいます。使うのは、フランスのボルドーの赤ワインに使用したフレンチオークのワイン樽。実は、サントリーでは、“ワイン樽によるウイスキーの熟成”のための開発に、約20年ほど前から取り組んできました。

    山崎に用いた「ワイン樽仕上げ原酒」は、10年に満たない酒齢ですが、その誕生のためには酒齢の何倍もの歳月を要しているともいえるでしょうか。

    “若きモルト原酒”も、熟成の早い時期にその才能を開花させた逸材です。私たちブレンダーは、新しい「山崎」の香味の設計に際して、何よりも、これらの若き才能を最大限に生かすことを目指しました。

  • 山崎が拓く
    「ノンエイジ・ウイスキー」の魅力

    2012年に発売の「山崎」、そして今年5月に発表した「山崎 LIMITED EDITION 2014」。これらには共通して年数表記がありません。好評のシェリー樽・MIZUNARAなども同様です。
    「ノンエイジ・ウイスキー」とも呼ばれる、年数表記のない「山崎」の魅力とは。福與チーフブレンダーに話を聞きました。

    「山崎18年、山崎25年といった年数表記は、ウイスキーの味わいや価値を判断する重要な基準です。たとえば、山崎18年には酒齢18年以上の原酒のみをブレンドするのですが、一方で、年数表記のない「ノンエイジ」の場合は、使用する原酒の自由度が高まるため、さらに様々な表現が可能になります。より幅広いウイスキーの愉しさや味わいを伝えるために、新しい挑戦ができるのであれば、そこにはこれまでにない可能性が広がると考えています。」

  • 成熟した日本のウイスキーファンが
    いてこそできる、新しい挑戦。

    2012年発売の「山崎」は、若くてユニークな原酒を使用して新たな山崎を目指し、誕生しました。「山崎 LIMITED EDITION 2014」は、ギフトとしての特別な山崎ということで、長期熟成した原酒に若い原酒を掛け合わせることで、長期熟成のよさを更に引き出す新たなバランスに挑戦しました。

    また、「ノンエイジ」のウイスキーを手掛け始めたもうひとつの大きな要因に、日本のウイスキーファンの存在があると福與チーフブレンダーは話します。

    「以前は、シングルモルトに年数表記をしないことに抵抗がありました。実を言うと、今でも少しあります(笑)。しかし、最近ではそれができる環境になりつつあるのではと思うようになりました。それというのも、年数だけではない愉しみ方をされている飲み手の方々が増えてきているのではないかと。ウイスキーにとって熟成年数というのは極めて重要です。しかし、一方で熟成年数が味わいの全てを決めるものではないことも事実です。そういったことをご理解頂いている日本の成熟した飲み手のお客様がいてはじめて、私たち作り手は「ノンエイジ」への挑戦に踏み切ることを決意し、「山崎」や「山崎 LIMITED EDITION 2014」などを発表することができたと考えています。酒齢に加え、新しいウイスキーの価値軸を、お客様と一緒にキャッチボールしながら作っていく。日本のウイスキーはますます面白くなっていくと思いますよ。」

    愉しみ方の成熟によって可能となった、山崎の新たな挑戦。
    日本のウイスキーファンの皆様とともに、山崎はこれからも、より豊かな味わいを求めてその歩みを続けていきます。