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現地レポート 本場 イタリアのアペリティーヴォとは?

APEROL イタリアで大人気!オレンジ&ハーブのお酒アペロール

パドヴァ、ミラノ、ヴェネチア、イタリアのアペリティーヴォ事情を探る! アペリティーヴォとは? 日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、イタリアにはアペリティーヴォ(食前酒)の習慣が伝統的に存在しています。平均的なディナーの時間が日本より全体的に1〜2時間ほど後ろ倒しになっているという違いもあるせいか、イタリアでは「夕食の前に軽く一杯飲んでちょっとしたものをつまむ」というのが日常的なスタイルとなっています。

アペリティーヴォにはスプリッツ! そんな時に飲むアペリティーヴォの代表的存在のひとつがスプリッツ。「アペロール」か「カンパリ」に白ワインあるいは発泡性ワインを加えてソーダで割るというシンプルなドリンクで、北イタリア、特にヴェネト地方では、“食前酒=スプリッツ”といっても過言ではないほどです。そこで今回は特に日本でも人気急上昇中のリキュール、「アペロール」と、そのアペロールをベースに作られるスプリッツに焦点をあてて、イタリアのアペリティーヴォ事情を探る旅に出ることに!

現地レポート イタリアで人気のアペロール スプリッツ

01 PADOVA 発祥の街、パドヴァでは、老若男女がアペロールスプリッツ!

若者から90歳のおじいちゃんまで!

パドヴァは若者だけの街ではありません。今年創立180年を迎える有名老舗バール「ペドロッキ」を覗けば、一人で飲みに訪れるエレガントな老紳士や、おしゃべりに花を咲かせる年配のご婦人たちもたくさん。

バーテンダーのマウリツィオ氏は言います。
「イタリア人にとってアペリティーヴォとは皆が集まる大事な時間。そして我々パドヴァ人にとってそんな時になくてはならないものがアペロールスプリッツです。17歳の若者から90歳のおじいちゃんまで、みんなが当たり前のように飲むものなんです(※イタリアでは16歳から飲酒が認められている)。アルコール度数が低いことも、万人ウケする要因のひとつ。当店で1日にサーブするカクテルうちの80%はアペロールスプリッツですよ」

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SHOP INFO PEDROCCHI ペドロッキ Via [ Febraio 15 Padova04-98781231http://www.caffepedrocchi.it ENOTAVOLA PINO  エノターヴォラ・ピノ Via Dell’ Arco 37 Padova04-98762385 http://www.enotavola.com

02 MILANO ファッションの街ミラノでは、アペリティーヴォに、なにやら異変が!!

ミラノではおつまみバーが出現!?

「イタリアにはアペリティーヴォの習慣がある」と言い切りましたが、実は大いなる例外が存在しており、アペリティーヴォの伝統的スタイルがほぼ崩壊してしまっている街があります。そう、それがミラノ。

今やミラノで“アペリティーヴォ”といえば、世間でいうところの“ハッピーアワー”なるものを意味します。これは18:30〜21:00頃までの間、ドリンクを1杯頼むと、ブッフェ形式になっているおつまみバーからフード取り放題というシステム。
さすがはイタリアだけに、パスタあり、米料理あり、プロシュート(生ハム)あり、ピッツアあり……。品揃えもリッチなら味のほうもなかなかで、これを夕食代わりにしてしまう人も多いそうです。

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BLANCO ブランコ Piazzale Lavater and Via Morgagni 2 Milano02-29405284 http://www.blancomilano.com METROPOLIS メトロポリス Via Vittor Pisani 5 Milano02-67171746 http://www.cafemetropolis.it

03 VENEZIA 伝統を重んじるヴェネチアは、実はアペリティーヴォの街!?

ヴェネチア名物「チケッティ」とは?

ヴェネチアでのバー文化で最も特徴的なものが「チケッティ」。これは小皿に盛られた軽いおつまみのことで、そのメニューは小さなパニーノやブルスケッタなどの一般的なメニューから、タコの煮もの、サウド・イン・サウール(鰯のフライのマリネ)やバカラ・マンテカート(干し塩鱈のペースト)といったヴェネチアの郷土料理までさまざま。日本の居酒屋のような雰囲気で、イタリアの他の都市ではあまり見られない、ヴェネチア独特のバーカルチャーです。

その「チケッティ」の味のよさが評判のバー「ムーロ・リアルト」の責任者ダヴィデ氏はこう語ります。
「近くに魚市場があるため、このあたりは特に朝から市場で働く人たちがやってきます。彼らがオーダーするのは朝から白ワイン(笑)。これが午後のアペリティーヴォタイムになると、アペロールスプリッツに変わります。イタリア人、特にヴェネチア人にとって、“アペリティーヴォ=アペロール”ですから……。ちなみにヴェネチアのアペロールスプリッツは、白ワインではなくプロセッコを使うのが特徴なんですよ」 実はこの店、アペロールの消費量が世界で2番目のバールとのこと。1日に出るアペロールスプリッツは700杯を超えるとか。

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MURO RIALTO ムーロ・リアルト Campo bella Vienna, Rialto, San Polo 222 Venezia 041-2412339 http://www.murovenezia.com NICO ニコ Zattere 922 Venezia 041-5225293 http://www.gelaterianico.com
記事提供 : DRINK PLANET DRINK PLANET